
フランチャイズに頼らず、ペット火葬車で「ひとり開業」を目指す方へ
ペット火葬車製作工場ケルンの濱田です。
ここ数年、「訪問ペット火葬で独立したい」「フランチャイズに入らず、自分のペースで開業したい」というご相談が本当に増えてきました。
ただ、いざ本気で調べ始めると、
- 何から手をつければいいのか
- どれくらいの資金が必要なのか
- 家族の理解をどうやって得ればいいのか
- 開業後の集客をどう考えればいいのか
といった不安や疑問が、次々と出てくると思います。
そこでこの記事では、**フランチャイズに加盟せずに、ペット火葬車1台から訪問ペット葬儀を始めたい方のための「全体ロードマップ」**を、チェックリスト形式で整理しました。
Youtube動画⇒https://youtu.be/hSu3Z1rQwAk
読み終えるころには、
「自分は何から始めればいいのか」
「どんな順番で準備を進めればいいのか」
が、一本の道筋としてイメージできるはずです。
そして、私がいつもお伝えしているのが、この考え方です。
1年後に結果が出ているのは、今、具体的な一歩を踏み出した人だけ
同じ情報を見ていても、「行動した人」と「見て終わった人」では、1年後に立っている場所がまったく変わります。
この記事が、あなたが“行動する側”に回るきっかけになれば嬉しいです。
ステップ1:理想のゴールを言葉にしてみる
ペット葬儀ビジネスの準備を始める前に、まずやっていただきたいのが**「ゴールの見える化」**です。
例えば、こんな項目をノートに書き出してみてください。
- 毎月どれくらいの収入を目指したいか
- 週に何日くらい働きたいのか
- 今の仕事を続ける期間(いつまで会社員でいるのか)
- 家族やペットと過ごす時間を、どれくらい確保したいか
ここがあいまいなまま走り出してしまうと、
- 働いているのにお金が残らない
- 気づいたら家族との時間が減って、家の雰囲気がギスギスしてしまう
といった状態になりかねません。
たとえば、
- 「当面は会社員を続けながら、副業として月10件~20件位のペット葬儀依頼を受けたい」
- 「1年後には会社を辞めて、ペット火葬車1台で月30〜50件のご依頼を目標にしたい」
といったイメージで構いません。
ポイントは、売上だけでなく「家族との時間」や「自分のライフスタイル」も含めてゴールを考えることです。
ペット葬儀の仕事で収入を得る目的は、最終的には家族や大切な人、そしてペットとの暮らしを守るためですよね。
だからこそ、開業のスタート地点から「家族のこともセットで考える」ことが、後から協力を得るうえでも非常に大切になってきます。
ステップ2:エリアとニーズをざっくり調べる
次は、開業したい地域の状況を把握するステップです。
チェックするポイントは、例えばこんな内容です。
- 自分のエリアには、どのくらいのペットが飼われていそうか
- すでにペット葬儀社は何社くらいあるのか
- 固定のペット火葬炉だけなのか、訪問型のペット火葬車も走っているのか
- おおよその料金相場はどの程度か
専門的なマーケット調査までは必要ありません。
インターネットで
「〇〇市 ペット火葬」「〇〇市 ペット葬儀」
と検索して、上位に出てくるサイトをいくつか見ていくだけでも、だいたいの雰囲気はつかめます。
ここで大事なのは、
「競合がいる = もう遅い」
ではなく、
「競合がいる = 需要がある」
という見方をすることです。
実際のところ、ペットを家族として送りたいというご家族は年々増えています。
それに対して、地域のペット葬儀社の数はまだ十分とは言えないエリアが多いというのが現場の実感です。
だからこそ、きちんと準備を整えて、誠実なサービスを続けていけば、フランチャイズに入らなくても、地元で選ばれる存在になることは十分可能です。
ステップ3:家族の不安にきちんと向き合う
ペット火葬車で独立を考えたとき、多くの方がぶつかるのが**「家族の理解」**の壁です。
- 「ニオイは本当に大丈夫なの?」
- 「近所からクレームが来たりしない?」
- 「その仕事だけで生活していけるの?」
こうした質問が出てくるのは、とても自然なことです。
感情的なぶつかり合いにしないためにも、事前に次の3つを整理しておくことをおすすめしています。
1. なぜこの仕事を選びたいのか
お金のためだけでなく、
- 「ペットを亡くされたご家族の力になりたい」
- 「自分のペットを見送った経験を、誰かの支えとして活かしたい」
など、自分の言葉で理由を話せるようにしておきましょう。
ここをしっかり伝えられると、家族の見方も変わります。
2. 数字のイメージを共有する
ざっくりで構いませんので、
- 車両費・火葬炉の費用
- 毎月の運営コスト(ローン・燃料費など)
- どれくらいの件数をこなすと黒字になるのか
といった「お金の話」も用意しておきましょう。
漠然とした不安より、具体的な数字が見えたほうが、家族も安心しやすくなります。
3. どんな働き方をするのかを具体的に話す
たとえば、
- すぐに今の仕事は辞めず、最初は副業として始める
- 夜間の依頼が入った場合の対応ルールを決めておく
- 休みの日の取り方や、家族との時間をどう確保するか
など、「現実的な運営イメージ」まで話せると、感情論だけでなく、一緒に未来を考えるパートナーとして見てもらいやすくなります。
家族を置いて独立するのではなく、「家族と一緒に新しいチャレンジをする」という姿勢が、長く続けられるペット葬儀ビジネスには欠かせません。
ステップ4:資金計画とペット火葬車の選び方
次に、多くの方が一番気にされる**「お金と車両」**の話です。
まず、以下の点を整理してみてください。
- 用意できる自己資金はいくらか
- 借入をするなら、毎月どれくらいまでなら無理なく返済できるか
- ペット火葬車本体にかけられる予算はいくらか
- 開業後数ヶ月分の運転資金(燃料費・広告費・生活費など)を確保できるか
ペット火葬車は、単なる作業車ではなく、「移動する仕事場」であり、あなたの会社そのものです。
だからこそ、次のような点は必ず確認しましょう。
- 火葬炉の性能・安全性・サイズ
- 排気や断熱構造など、近隣環境への配慮がなされているか
- 万が一のトラブル時に、適切なメンテナンスが受けられるかどうか
ケルンでも、単に車を売るのではなく、
「その方のゴールや地域性に合うペット火葬車はどんな仕様か」
といったところまで含めて、一緒に検討させていただくようにしています。
いきなり高額なベース車両に飛びつくのではなく、
**「自分の目標とエリアにマッチした一台を選ぶ」**という視点を大切にしてみてください。
ステップ5:ルール・届出・準備物を整える
次に、**「開業前に備えておきたい道具と仕組み」**です。
最低限、次のようなものを用意しておくと安心です。
- 名刺・パンフレット・料金表
- 契約書・領収書などの書類一式
- 専用の電話番号・メールアドレス
- 簡易的でもよいので、ホームページやLP(案内ページ)
最初から完璧を目指す必要はありません。
「このラインまでは揃っていればスタートできる」という基準を決めて、一つ一つチェックしていくイメージです。
私たちの開業サポートでも、チェックリスト形式でお伝えしていますが、ぜひあなた自身の言葉で書かれたチェックリストも作ってみてください。
頭の中が整理されるだけでなく、「ここまで進んだ」という達成感も得やすくなります。
ステップ6:集客の“全体図”を先につくる
ペット葬儀で独立を考えている方から、よくいただく質問がこちらです。
- 「ホームページって必須ですか?」
- 「SNSは何をやればいいですか?」
結論としては、
全部を一気にやる必要はないが、どの方向で集客していくかは最初に決めておいた方が楽
です。
具体的には、例えばこんな組み合わせがあります。
- ホームページ+Googleビジネスプロフィールで、近隣エリアの検索からの問い合わせを狙う
- 動物病院・トリミングサロン・ペットショップなどにチラシやカードを置かせてもらう
- インスタグラムで、プライバシーに配慮しながら、骨壺やお別れの雰囲気・メモリアルグッズなどを発信する
こういった**「入口」をいくつか用意しておくと、開業直後から少しずつお問い合わせが入りやすい状態に近づきます。**
ホームページも、最初から凝ったものを作る必要はありません。
- どんな人が運営しているのか(プロフィール)
- どのようなペット葬儀サービスを提供しているのか
- 料金と、含まれている内容
- 対応エリア
- 連絡先
まずはこの5つが分かるだけでも、お客様にとっては安心材料になります。
最終的に大切なのは、ページを見た方が、
「この人なら大切な家族を任せても大丈夫そうだ」
と思えるかどうかです。
そのためにも、**「なぜペット葬儀という仕事を選んだのか」「どんなご家族の力になりたいのか」**といった想いを、文章や動画で発信していくことがとても重要になってきます。
ステップ7:最初の一件を全力で大切にする
準備が整ったら、いよいよ現場でのご葬儀デビューです。
おそらく、最初に担当する一件は、一生忘れられないご依頼になると思います。
緊張するのも当たり前ですし、段取り通りにいかないこともあるかもしれません。
そんな時こそ、次のようなことを意識してみてください。
- 余裕を持った到着時間でスケジュールを組む
- ご家族の話を、遮らずにじっくり聞く
- 料金や流れを、焦らず一つずつ説明する
- 最後に「他にご不明な点はありませんか?」と必ず確認する
こうした積み重ねが、
「友人がペットを亡くしてしまって…紹介してもいいでしょうか?」
という、次のご縁へとつながっていきます。
ペット葬儀の世界は、広告だけで急成長していくビジネスではありません。
一件一件のご葬儀で信頼を積み重ねた人ほど、強い紹介の流れが生まれていく仕事です。
ステップ8:1年後にペット葬儀依頼を受ける為ために、今日できる小さな一歩
最後に、この記事の内容を簡単にまとめます。
フランチャイズに加盟せず、ペット火葬車1台から訪問ペット葬儀のひとり開業を目指す場合、
- ゴール(収入・働き方・家族との時間)を具体的に言葉にする
- 開業予定エリアのペット数・既存葬儀社・料金相場をざっくり調べる
- 家族の不安に向き合い、「理由・数字・働き方」を丁寧に共有する
- 資金計画と、エリアや目標に合ったペット火葬車を検討する
- 必要な書類・連絡先・ホームページなど、最低限の準備物を整える
- ホームページ・MEO・チラシ・SNSなど、集客の全体像を描く
- 最初の一件をご縁として、信頼を積み重ねていく
という流れで、迷子にならずに準備を進めていくことができます。
そして、最後にもう一度だけお伝えしたいのが、
「1年後に地域の方から信頼とペット葬儀依頼を受けているのは、今日の小さな一歩を踏み出した人」
ということです。
この記事を読み終えたあと、
- ゴールを紙に書き出してみる
- パートナーや家族に、正直な気持ちを話してみる
- ペット火葬車や開業サポートについて、情報収集や相談をしてみる
このうち、どれかひとつでも良いので、ぜひ行動につなげてみてください。
ケルンでは、ペット火葬車の製作だけでなく、未経験の方が一歩を踏み出すための開業サポートも行っています。
これからスタートを切るあなたの背中を、少しでも押すことができたら嬉しく思います。




