中古ペット火葬車をお探しの方へ
ペット火葬車やペット火葬炉を「まず中古で探したい」というご相談を、当社にも継続していただいています。開業前の投資をできるだけ抑えたい、実物を早く手に入れたい、という理由がほとんどです。
ケルン(キングストンジャパン株式会社)は、山梨工場でペット火葬車とペット火葬炉を自社製作している製作元です。このページでは、中古のペット火葬車・ペット火葬炉を検討するときに確認しておきたい点と、新品を製作するという選択肢を、事実にもとづいて整理しました。
現在、中古在庫はありません
- 現在、中古のペット火葬車・中古のペット火葬炉の在庫はありません。
- 中古の完成車両・中古炉は、通常は常時取り扱っておりません。当社が販売していた実機はすでに引き渡しを終えています。
- ケルンが製作販売しているのは、新品のペット火葬車と新品のペット火葬炉です。
中古のペット火葬車は、そもそも市場に流通する台数がごく限られています。ペット葬儀を続けている事業者が稼働中の車両を手放す機会は多くなく、出たとしても仕様や状態は一台ごとに異なります。台数が読めないものを前提に開業計画を立てると、開業時期そのものが決まらないという問題が起こります。
中古車両を購入するときに確認したい点
中古のペット火葬車は「車両」と「火葬炉」という性格の違う二つの設備が一体になっています。車両側については、通常の中古商用車と同じ確認に加えて、架装した状態での確認が必要になります。
- 年式と走行距離
- ベースとなった商用車の年式と走行距離。ペット火葬車は一度の出動あたりの走行距離が伸びやすく、開業後に走らせる距離も含めて残りの寿命を見ます。
- 車検の残りと構造変更登録
- 車検の残存期間と、火葬炉を積んだ状態で構造変更の登録が済んでいるか。登録が未了の車両は、そのままでは公道での運用ができません。
- 排出ガス規制と登録できる地域
- ディーゼル車の場合、自動車NOx・PM法の対策地域では基準を満たさない車両を登録できないことがあります。使用予定地で登録できるかを、購入前に確認しておく必要があります。
- 修復歴と車体の腐食
- 修復歴の有無、下回りや荷室まわりの腐食。火葬炉を積む車両は常時重量がかかるため、車体側の傷みが後から効いてきます。
- 電装と発電まわり
- バッテリー、オルタネーター、配線の状態。火葬炉の制御やブロワーは電気を使うため、電装の劣化はそのまま炉の不調につながります。
- 架装部と内装の状態
- 炉を固定している架台、仕切り、断熱まわり、床の状態。飼い主様をお乗せする運用をするなら、内装がその使い方に耐えるかも確認します。
- 整備記録と修理履歴
- これまでの点検整備記録簿と修理の履歴。記録が残っていない車両は、どこにどれだけ手が入っているかを外から判断できません。
- 名義と書類
- 車検証の名義、所有権留保の有無、譲渡に必要な書類がそろっているか。事業用として登録する場合の要件もあわせて確認します。
※ 上記は一般的な確認項目です。実際に確認すべき範囲は車両ごとに異なります。
中古ペット火葬炉で確認したい点
火葬炉は消耗する設備です。外観がきれいでも、内部の耐火材やバーナーの状態によって、引き渡し後にかかる手間は大きく変わります。中古炉は、車両以上に中身の確認が重要になります。
- 使用履歴
- これまでの累計火葬件数や稼働年数。ペット火葬炉の消耗は使用時間に比例するため、稼働の実績量が状態を最もよく表します。
- 耐火材の残りと傷み
- 炉内の耐火材や断熱材の残り厚み、ひび割れ、剥離。耐火材は消耗品で、傷んだまま使うと燃焼効率と炉体の寿命の両方に影響します。
- バーナーの型式と燃焼状態
- バーナーの型式、着火の安定性、燃焼の状態。バーナーは火葬炉の心臓部で、調整と部品交換の可否が運用のしやすさを決めます。
- 燃料系統
- 燃料タンク、配管、ポンプ、フィルターの状態と、使用する燃料の種類。長く止まっていた炉は燃料系に劣化が出ていることがあります。
- 電装と制御盤
- 制御盤、温度センサー、タイマー、ブロワーの動作。制御部品が製造終了していると、故障時に同じ部品で直せない場合があります。
- 排気系と再燃焼
- 煙突、排気経路、再燃焼室のすすの堆積や腐食。排気側が詰まると煙と臭いの原因になり、近隣への配慮という点で運用に直接影響します。
- 対応できる火葬体重
- その炉が何キログラムまでの火葬に対応しているか。対応体重は後から変えられないため、受けたいご依頼の範囲と合っているかを最初に確認します。
- 部品供給と修理の相談先
- 製作元がわかるか、部品の供給が続いているか、故障時にどこへ相談できるか。製作元が不明な炉は、修理の相談先を自分で探すことになります。
中古と新品の違い
中古と新品は、優劣というより性格が違います。どちらが向いているかは、開業の時期、受けたいご依頼の範囲、その後どれくらい使い続けるかで決まります。
| 確認する観点 | 中古のペット火葬車・火葬炉 | ケルンの新品製作 |
|---|---|---|
| 仕様の決め方 | 出てきた一台の仕様に合わせることになります。 | 対応する火葬体重やレイアウトを、これからの使い方に合わせて決められます。 |
| 炉の状態 | 使用履歴があり、耐火材やバーナーの消耗の度合いは個体ごとに異なります。 | 新造のため使用履歴がなく、消耗部の状態がそろった状態から始められます。 |
| 部品の供給 | 製造年やメーカーによって、部品が入手できるかどうかが変わります。 | 現行の仕様で製作するため、部品の供給を前提に運用できます。 |
| 修理の相談先 | 製作元が不明な場合、相談先を自分で探す必要があります。 | 製作した山梨工場が、そのまま修理とメンテナンスの窓口になります。 |
| 手に入るまで | 条件に合う一台が出てくるかどうかに左右されます。 | 製作期間は必要ですが、開業時期から逆算して計画できます。 |
| 初期の費用 | 状態と仕様によって幅があります。 | 仕様を選びながら自動見積りで確認できます。 |
| 開業の準備 | 車両と炉のみの取得となり、実務は自分で立ち上げることになります。 | ペット葬儀の研修と開業サポートを受けながら進められます。 |
※ 表は横にスクロールできます。
長く使うなら新品製作という選択肢
中古を探している方に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。ケルンのペット火葬車は、中古のベース車両に、新しく製作したペット火葬炉を搭載するという作り方が標準です。車両側は中古を活かし、消耗する火葬炉と架装は新品でそろえる形になります。
「中古で探したい」という動機の多くは、この方式でそのまま満たせます。すでにお持ちの中古商用車を山梨工場へお持ち込みいただき、そこへペット火葬炉を積み替えることも可能です。
- 受けたいご依頼に合わせて、対応する火葬体重を決めて製作できます。
- 車両と炉のレイアウトを、実際の運用の仕方に合わせて設計できます。
- 現行の仕様・現行の部品で製作するため、後の修理と部品交換の見通しが立ちます。
- 製作元が自社工場なので、納品後の点検・修理の相談先が最初から決まっています。
- ペット葬儀が未経験の方には、実務の研修と開業サポートをあわせてご用意しています。
- 仕様を選びながら、その場で自動見積りを確認できます。
※ 内装の製作および火葬炉の積み替えには、別途工賃が必要です。持ち込まれる車両の状態によっては、積み替えに適さない場合があります。
※ ペット火葬車の耐用年数は、使用頻度・整備状況・保管環境によって大きく変わります。適切な整備を続けた場合の目安であり、一律に保証するものではありません。
ペット火葬車の新品自動見積り
対応する火葬体重や必要な装備を選んでいくと、新品のペット火葬車の見積りをその場で確認できます。お問い合わせの前に、ご自身のペースで条件を変えながらお試しいただけます。
固定式ペット火葬炉の製作
車両に載せる移動式ではなく、施設に据え付ける固定式のペット火葬炉も製作しています。すでに拠点をお持ちの方、寺院・霊園・動物病院などで施設型のペット火葬をお考えの方は、こちらをご覧ください。
新品製作について相談する
どのくらいの体重まで対応する炉が必要か、どの車両を選べばよいか、開業までにどんな準備がいるか。決まっていない段階でも構いません。製作元として、実際の運用を前提にお答えします。
よくあるご質問
中古のペット火葬車を購入できますか。
現在、中古のペット火葬車・中古のペット火葬炉の在庫はありません。中古の完成車両は通常は常時取り扱っておらず、ケルンは新品のペット火葬車・ペット火葬炉の製作販売を行っています。
手持ちの中古商用車に、ペット火葬炉を積むことはできますか。
可能です。お持ちの中古商用車を山梨工場へお持ち込みいただき、ペット火葬炉を搭載する形で製作します。内装の製作および積み替えの工賃は別途必要で、車両の状態によっては適さない場合があります。
新品を製作する場合、費用はどこで確認できますか。
仕様を選びながら確認できる自動見積りをご用意しています。対応する火葬体重や装備を選ぶと、その場で内容を確認できます。
ケルンの新品も、ベース車両は中古なのですか。
はい。中古のベース車両に、新しく製作したペット火葬炉と架装を組み合わせる作り方が標準です。消耗する火葬炉まわりを新品でそろえたうえで、車両側は状態を確認して選定します。
ディーゼル車は、どの地域でも登録できますか。
自動車NOx・PM法の対策地域では、基準を満たさないディーゼル車を登録できないことがあります。使用予定地で登録できるかは、車両を決める前に確認が必要です。制度の概要は環境省の案内をご覧ください。
対応できる火葬体重は決まっていますか。
新品で製作する場合は、受けたいご依頼の範囲に合わせて、対応する火葬体重を決めたうえで製作します。中古の炉は対応体重が固定されており、後から変更することはできません。
ペット葬儀の経験がなくても始められますか。
未経験から開業された方が多くいらっしゃいます。ペット葬儀の実務研修と開業後のサポートをご用意していますので、経験の有無よりも、続けていく意思があるかどうかが重要です。
納品したあとの修理はどうなりますか。
製作した山梨工場が、そのまま点検・修理の窓口になります。火葬炉は消耗する設備のため、耐火材やバーナーなど消耗部の状態を見ながら、使い続けられる形で対応します。




