こんにちは。ペット火葬車・火葬炉の製作工場「ケルン」の濱田です。
ここでは、私が日々いただいている開業相談の中でも特に増えている
「サラリーマン夫婦でペット火葬車・火葬炉でのビジネスを始めたい」
というご相談をもとに、夫婦でうまく運営していくための現実的なポイントを整理してみます。
- 会社員のまま、将来の独立に向けて準備しておきたい
- フランチャイズに縛られず、家族で回せるビジネスを探している
そんなサラリーマン夫婦の方に向けて、現場で見てきた「よくある役割分担のパターン」や「最初に決めておきたいルール」を、できるだけリアルにお伝えします。
Youtube動画⇒https://youtu.be/ijcAqo1x_6A
ペット火葬車・火葬炉を利用したビジネスはなぜサラリーマン夫婦と相性がいいのか
ペット葬儀の仕事というと、多くの方がまずイメージするのは
「ペット火葬炉の操作」や「お迎えの運転」です。
ただ、実際のビジネスとして見たときには、次のような業務も発生します。
- 電話対応・LINE対応
- 予約管理・スケジュール調整
- 見積もり・領収書・帳簿つけ
- ガソリン代や高速代などの経費管理
- ホームページやSNSの更新
- お客様へのアフターフォロー
- 動物病院やトリミングサロンなどへの挨拶回り
これらを一人で全部抱え込むと、どうしてもパンパンになるのですが、
サラリーマン夫婦のように「二人で協力できる体制」があると、仕事を分け合いながら無理なく続けやすくなります。
ペット火葬ビジネスは、
- 大きな店舗を構えなくても始められる
- 夫婦で分担しやすい業務が多い
- 地域に根ざした「小さな家族ビジネス」として育てやすい
という意味で、サラリーマン夫婦との相性が良いと感じています。
サラリーマン夫婦に多い「役割分担」の3つのパターン
① 現場担当 × 内勤担当で分ける
一番多いのが、「現場担当」と「内勤担当」に分けるパターンです。
- 旦那さん:お迎えの運転、ペット火葬車・火葬炉の操作、当日のセレモニー進行
- 奥さん:電話対応、予約調整、経理・領収書整理
という形が典型的です。
現場に出るとどうしても移動時間が長くなり、その間にも電話が鳴ることが多いです。
「外に出ている人が全部電話も出る」という形にすると、
- 運転中に電話が重なって対応しきれない
- 1件1件の受付に時間がかかり、約束の時間に遅れそうになる
といったリスクも出てきます。
そこで、どちらか一方が自宅や事務所で電話に専念する体制を作ると、
- 受付の質が安定する
- 日時の調整や簡単な質問に、その場で落ち着いて対応できる
- 現場に出ている側は、お客様の前の仕事に集中できる
というメリットが生まれます。
体力面や運転への不安がある奥さんでも、内勤担当として大きく力を発揮できる形です。
② 接客が得意な奥さんが前に立ち、旦那さんが技術面を支える
逆に、奥さんが現場の中心になるパターンもよくあります。
- 奥さん:お迎え・お見送り、セレモニーでの言葉がけ、拾骨のサポートなど接客全般
- 旦那さん:セレモニーカーの運転、火葬炉の操作、車両メンテナンス
ペット葬儀の現場では、ご家族が涙ながらにお話をされることも多く、
「話を聞く力」や「相手のペースに合わせて言葉を選ぶ力」がとても大切です。
人と向き合うのが得意な方が前に立ち、
機械・車両・力仕事が得意な方が裏側を支える。
この組み合わせは、サラリーマン夫婦でもうまくハマることが多いです。
「男だから現場」「女だから内勤」と決めつけず、
自分たちの性格やこれまでの仕事経験をもとに、フラットに役割を決めるのがポイントです。
③ 本業を続けながら、段階的にペット葬儀を本業化していく
最近特に増えているのが、
**「夫婦ともにサラリーマン(またはパート)を続けながら、ペット火葬車・火葬炉ビジネスを立ち上げる」**パターンです。
- 平日は旦那さんが会社員、奥さんもパート
- まずは「土日祝」「平日の夜」だけ予約を受ける
- ビジネスが軌道に乗ってきた段階で、どちらかが勤務日数を減らす・退職を検討する
という段階的な独立モデルです。
この場合、最初に決めておきたいのが、
- どの時間帯は「受けない」のか
- どの曜日は完全オフにするのか
という**「受ける時間」と「受けない時間」の線引き**です。
何でもかんでも受けようとすると、
- サラリーマンの仕事+ペット葬儀で休みがゼロに近づく
- 夫婦ともに疲弊してしまう
という状態になりやすいので、
「平日の◯時〜◯時は受けない」
「どうしてもその日しか無理というケースだけ、例外対応する」
といった夫婦共通のルールを先に作っておくことが、長く続けるためのポイントです。
夫婦ビジネスが破綻しないために:最初に決めておきたいルール
サラリーマン夫婦でペット火葬車・火葬炉ビジネスを始めたとき、
ケンカの原因になるのは「役割分担そのもの」よりも、前提がすれ違っていることが多いです。
たとえば次のようなポイントです。
電話は誰がどこまで取るのか
- 「近くにいる人が気づいたほうが取るもの」と思っている人
- 「電話担当を決めて、その人ができる限り対応するもの」と思っている人
この考え方が違うまま忙しい時期に入ると、
「なんで今日、電話全然出てくれなかったの?」
の一言で、
「私だって家事をしていた」「俺だって運転でクタクタだ」と
感情がぶつかってしまうことがあります。
開業前に、紙に書き出しながら話し合っておくのがおすすめです。
- 電話の一次対応は誰が基本的にやるか
- 不在時はどうするか(留守電にする、折り返す時間を決める など)
経理・お金の管理をどう分けるか
ペット火葬車・火葬炉でのビジネスでは、
- 売上管理
- ガソリン代・高速代・消耗品などの経費入力
- 通帳やカードの管理
- 税理士さんとのやりとり
といった仕事が発生します。
現場に出る回数が少ない方が経理を軸にすることが多いですが、
- 「領収書は現場担当が必ず持ち帰って、このファイルに入れる」
- 「月末に30分だけ、夫婦で数字を確認する時間をとる」
といった簡単なルールを作っておくことで、
どちらか一方だけが数字を抱え込まない状態を作ることができます。
「今月はこれくらい売上があった」
「ガソリン代・高速代はこれくらいかかっている」
という現実を共有しておくと、
「このペースなら家族で食べていけるね」
「ここをもう少し改善しようか」
といった前向きな会話が生まれやすくなります。
休みの決め方を最初から話し合う
ペット葬儀は、どうしても急なお別れが多い仕事です。
そのため、
- 「休みを決めてしまっていいのか」
- 「依頼を断ったらもったいないのでは」
と感じる方も多いのですが、
サラリーマン夫婦が365日フル稼働するのは現実的ではありません。
実際の現場では、繁忙期になると
深夜でも電話が3〜4回鳴ることも珍しくありません。
長く続けている方ほど、
- 月に数日は、仕事の依頼を一切受けない「完全オフの日」を決める
- その日は留守番電話に切り替え、翌日まとめて折り返す
- 「どうしてもその日しか難しい」ケースだけ、例外として相談を受ける
といった自分たちなりの線引きを持っています。
さらに、
- 「午前中は奥さんが電話当番、午後は旦那さん」
といった時間帯の分け方をしておくと、
「今日一日、自分ばかり電話に追われていた」
という不満を溜めにくくなります。
「言わなくても分かるだろう」をやめるだけで、かなりうまくいく
サラリーマン夫婦でペット火葬車・火葬炉でのビジネスを始めると、
どうしても「仕事モードの会話」が増えていきます。
そこで一番の落とし穴が、「言わなくても分かると思っていた」という夫婦あるあるです。
- 旦那さんは「このくらいの時間に帰れるだろう」と思っている
- 実際は渋滞などで遅くなり、夕食を準備していた奥さんがイライラする
逆に、
- 奥さんは「この部分まではやっておいたから、あとはお願いね」と頭の中で組み立てている
- 旦那さんはその前提を知らないまま動いてしまう
ペット葬儀の仕事は、
お客様の感情に寄り添う場面が多く、その日の疲れも大きくなりがちです。
だからこそ、
「今日はこういう流れで動こうと思っている」
「この部分はお願いしてもいい?」
と、少しだけ意識して「言葉にする」習慣を持っておくことが、
サラリーマン夫婦ビジネスを長く続けるための大きなポイントになります。
また、
- 一日中、仕事の話しかしない状態を避ける
- 仕事の反省会をする時間と、夫婦としての時間をなんとなくでも分ける
といった意識も、心の余裕につながります。
まとめ:ペット火葬車・火葬炉でのビジネスは「一人で抱え込まない」家族ビジネス
ここまでお伝えしてきたように、
サラリーマン夫婦がペット火葬車・火葬炉ビジネスを始める最大のメリットは、
「一人で抱え込まなくていい」ことです。
- 現場
- 電話
- 経理
- SNS・ホームページ
- 地域への営業
それぞれを夫婦で分け合いながら、
自分たちの得意・自分たちのペースに合わせて形を作っていけるのが、
家族ビジネスとしての大きな魅力だと感じています。
一方で、
何も決めないまま勢いだけでスタートしてしまうと、
「なんでいつも自分ばかり…」
という不満が溜まり、ビジネスが夫婦関係のストレスになってしまうこともあります。
開業前の今だからこそ、
今日お話ししたような役割分担やルール作りを、
ぜひ一度ご夫婦でゆっくり話し合ってみてください。
よくある質問(サラリーマン夫婦編)
Q. サラリーマン夫婦でも、平日フルタイムで働きながら始められますか?
A. 現実的には「土日祝」「平日の夜」など、時間帯とエリアを絞ってスタートするケースが多いです。最初から「全部受ける」のではなく、受ける時間と受けない時間を先に決めておくことで、無理なく続けやすくなります。
Q. フランチャイズに入らないと難しいビジネスですか?
A. 私のところには、フランチャイズに入らずにサラリーマン夫婦でスタートされる方からの相談も多くあります。地域性やご夫婦の経験によって向き不向きがありますので、「自分たちの場合どうなのか」を個別に整理していくことが大切です。
Q. ペット葬儀の経験がまったくないのですが、それでも検討していいでしょうか?
A. ほとんどの方が、ゼロからのスタートです。大切なのは、ペットとご家族に対する姿勢と、夫婦でしっかり話し合いながら進めていくことだと感じています。
ペット火葬車・火葬炉でのビジネスに興味のあるサラリーマン夫婦の方へ、
「うちの場合はどうだろう?」という具体的な相談があれば、
お問い合わせフォームやLINEなどからご相談いただければと思います。
家族で食べていける小さなビジネスとしてのペット葬儀。
このブログが、ご夫婦での「現実的な話し合い」のきっかけになれば嬉しいです。




