固定型ペット火葬炉とペット火葬車による葬儀ビジネスの比較

固定型ペット火葬炉とペット火葬車の収益を比較

こんにちは。
ペット火葬車・ペット火葬炉の製作工場ケルンの濱田です。

「ペット葬儀ビジネスを始めたい」「ペット火葬車で独立したい」というご相談を、全国から本当に多く頂いております。そんな中で、度々聞かれるのがこの質問です。

「固定型ペット火葬炉でペット霊園・斎場を作るのと、ペット火葬車でビジネスを始めるのとでは、どちらがいいですか?」

どちらも「ペット葬儀ビジネス」であることには変わりませんが、
コスト構造・固定費・損益分岐点・手元に残る現金の量 はまったく違います。

ここでは、実際に現場で見てきたリアルをベースに、
店舗型ペット葬儀社とペット火葬車によるビジネスの違い を、わかりやすく整理してお伝えします。

Youtube動画⇒https://youtu.be/Vjq7qxppOTI


この記事でわかること

  • 固定型ペット火葬炉による店舗型葬儀ビジネスの特徴と、なぜ固定費が重くなりやすいのか
  • ペット火葬車におけるビジネスのコスト構造と、「勝ちやすい」と言える理由
  • 同じ売上でも「手元に残るお金」が変わる仕組み
  • 早期退職者・会社員の方が、ペット葬儀ビジネスを選ぶときの考え方

「ペット葬儀 ビジネス 比較」「ペット火葬車 開業 固定費」などで検索してこのページにたどり着いた方に、判断材料として使っていただければ嬉しいです。


固定型ペット火葬炉による店舗型葬儀ビジネスの現実|立派さと引き換えの「重い固定費」

まずは、いわゆる**店舗型のペット葬儀社(霊園・斎場・固定炉)**から見ていきます。

店舗型でペット葬儀ビジネスを始めようとすると、多くの場合は次のような流れになります。

  • 土地を用意する、もしくはテナントや居抜き物件を借りる
  • 建物を建てる・改装する
  • ペット用の火葬炉を設置する
  • 駐車場、お別れ室、待合室などを整え、看板を出す

外から見た印象としては「ちゃんとしたペット霊園」「しっかりした会社」に見えますし、ブランドとしては分かりやすい形です。

しかし、ビジネスとして見ると、ここに大きな初期投資と重い固定費が乗ってきます。

代表的なものだけでも、

  • 土地の取得費・地代
  • 建物の建築費・改装費
  • テナント料・賃料
  • 火葬炉の設置費用
  • 建物・設備の維持管理費
  • 光熱費、清掃費
  • スタッフの人件費
  • 広告宣伝費

などが、毎月ほぼ確実に出ていくお金として積み上がります。

つまり、店舗型のペット葬儀ビジネスは、売上が多少落ちても必ず出ていく固定費が大きいモデルです。その結果、

「最低でも月◯◯件以上の葬儀依頼がないと赤字になる」

という損益分岐点が高くなりやすいのが現実です。

予約がしっかり入っている月は問題ありませんが、季節要因や競合状況によって件数が落ちた月は、一気に資金繰りが苦しくなるケースも少なくありません。


ペット火葬車によるビジネスの特徴|小さく始めて「勝ちやすい」モデル

一方で、私が長年関わっているペット火葬車ビジネスは、コスト構造が大きく異なります。

ペット火葬車で訪問ペット葬儀を行う場合、基本的に必要なのは

  • ペット火葬炉を積んだ専用車
  • 保管用の駐車スペース
  • 電話・インターネット環境

この3つが中心です。
もちろん、中古ベース車両と火葬炉の導入費用はかかりますが、土地や建物に比べると初期投資をかなり抑えられるのが大きなポイントです。

毎月発生する主なコストも、比較的シンプルです。

  • 駐車場代
  • 車両のローン・リース料
  • 燃料代・高速代などの移動コスト
  • 自動車保険・自動車税
  • 携帯電話・インターネットなどの通信費
  • 広告宣伝費

人件費についても、最初は

  • ご自身ひとり
  • もしくはご夫婦・ご家族でのスタート

というケースが多く、いきなり何人分もの給料を支払う必要はありません。

つまり、ペット火葬車ビジネスは、固定費が小さく、変動費中心で回るビジネスモデルです。
この構造があるからこそ、

「少ない件数でも黒字化しやすい」
「売上が落ちた月でも、致命傷になりにくい」

という“勝ち”につながっています。


損益分岐点の違いが「メンタルの安定」に直結する

ビジネスの世界では、よく損益分岐点という言葉が出てきます。

簡単にいうと、

「赤字と黒字の境目になる売上(=必要件数)」

のことです。

  • 店舗型ペット葬儀ビジネス
    • 家賃・地代・建物の減価償却・人件費など、固定費の総額が大きくなりやすい
    • その分、「これだけは最低こなさないと赤字」というラインが高くなる
  • ペット火葬車ビジネス
    • そもそもの固定費が低く抑えられている
    • 必要最低件数のハードルが低く、少ない件数でも黒字に持っていきやすい

この「必要最低件数」の差は、お金だけでなくメンタル面にも直結します。

予約が少ない月に、

  • 店舗型:
    「今月このままだと固定費すら払えないかもしれない…」
  • ペット火葬車:
    「件数は少なめだけれど、最低ラインは超えているから大丈夫」

この心の余裕の差は、長くビジネスを続けるうえで、とても大きなポイントになります。


「店舗がないと信用されないのでは?」という不安について

店舗型とペット火葬車ビジネスを比べるとき、多くの方が口にされるのがこの不安です。

「やっぱり建物がないと、お客様に信用してもらえないのでは?」

確かに、以前は「ペット霊園=お墓があって建物がある」というイメージが強い時代もありました。しかし今は、

  • お客様の多くがインターネット検索から情報を探す
  • ホームページや口コミ、Googleビジネスプロフィール(旧MEO)をチェックして選ぶ
  • 「自宅まで火葬車で来てくれる便利さ」や「対応の丁寧さ」を重視する

というように、判断基準が大きく変わっています。

実際、建物を持たずペット火葬車によるビジネスだけで地域に根づき、口コミとリピーターで安定した売上を出している事業者は、全国にたくさんいます。

今の時代においては、

  • 建物の立派さ
    よりも
  • 事前の説明の丁寧さ
  • 料金体系の分かりやすさ
  • 実際の対応の誠実さ

といった要素の方が、「この会社にお願いしたい」という信頼につながりやすいと感じています。


ペット火葬車によるビジネスが「勝ち易い」起業と言える理由

店舗型ペット葬儀ビジネスがダメで、ペット火葬車によるビジネスだけが正解、ということではありません。
立派な霊園や斎場を構え、長期的なブランドを育てていくやり方には、大きな価値があります。

ただし、特に

  • 会社員からの早期退職後に何かビジネスを始めたい方
  • 退職金を元手に起業を考えている方
  • 家族を養いながら、新しい収入の柱を作りたい方

にとって、最初から大きな借金と重い固定費を背負う選択は、リスクが高いのも事実です。

ペット火葬車によるビジネスは、

  • 初期投資を抑えた「ミニマムスタート」ができる
  • 固定費が小さいため、損益分岐点が圧倒的に低い
  • 浮いたお金を広告費やWEB集客(SEO・GEO・リスティングなど)に回しやすい
  • もし合わないと感じた場合も、撤退・方向転換がしやすい

という意味で、「大きく勝つ」というより「大きく負けない」ことを重視したビジネスモデルだと言えます。

特に自己資金でペット火葬車を導入できた場合、
毎月の固定費は

  • 駐車場代
  • 自動車税
  • 自動車保険

など、ごくシンプルなものに絞られます。
これは、起業における「最悪のケース」を考えたとき、非常に大きな安心材料になります。


どちらのペット葬儀ビジネスが向いているかを判断する視点

もし今、

「店舗型固定炉で一気に勝負をかけるべきか」
「ペット火葬車によるビジネスで身軽にスタートするべきか」

で迷っているとしたら、感覚ではなく数字で比較することをおすすめします。

  1. まず、店舗型でかかる固定費を洗い出す
    • 家賃・地代
    • 建物・設備の費用(減価償却)
    • スタッフの給料
    • 光熱費・維持管理費
    • 広告費
  2. 次に、ペット火葬車ビジネスでかかる固定費を出してみる
    • 駐車場代
    • 車両費(ローン・リース)
    • 車関連の税金・保険
    • 通信費・広告費 など
  3. それぞれのパターンで 「赤字と黒字の境目になる件数(損益分岐点)」
    をざっくり計算してみる

この数字を見比べてみると、
**「どちらが負けにくいビジネスなのか」**はかなりはっきり見えてくるはずです。


ペット葬儀ビジネスに関するよくある質問(FAQ)

Q. 店舗がないペット火葬車によるビジネスでも、お客様に選んでもらえますか?
A. はい。現在はインターネット検索からの依頼が中心で、「建物の立派さ」よりも「対応の丁寧さ」「口コミ」「料金の分かりやすさ」が重視される傾向があります。きちんと情報発信と説明を行えば、ペット火葬車だけでも十分に選ばれています。

Q. 退職金を使って、最初から霊園や斎場を作るのはどうですか?
A. 不可能ではありませんが、固定費と借入の負担が大きくなりやすい点には注意が必要です。まずはペット火葬車ビジネスで経験と資金を積み、その後に段階的に店舗型へ広げていく方が、リスクはかなり小さくなります。

Q. 地方や郊外でも、ペット火葬車によるビジネスは成り立ちますか?
A. ペットを家族の一員として見送るニーズは、都市部だけでなく地方にも広がっています。地域の人口や競合状況を踏まえたうえで、エリア設定・料金設定・広告戦略を組めば、地方でも十分成り立つケースは多いです。

Q. 最初に何から準備すれば良いですか?
A. ビジネスの方向性を決める前に、「固定費」と「損益分岐点」を数字で把握することをおすすめします。そのうえで、ペット火葬車や火葬炉の導入方法、エリア戦略、集客方法(WEBサイト・SEO・GEO・広告)を検討すると、ブレにくくなります。


まとめ|まずは「勝ち易い形」でペット葬儀ビジネスを始める

店舗型ペット葬儀ビジネスと、ペット火葬車ビジネス。
同じ「ペット葬儀」でも、固定費・損益分岐点・手元に残る現金の量は、大きく違います。

とくにこれからペット葬儀ビジネスに参入する方には、

  • まずはペット火葬車でミニマムスタートをする
  • 手元に現金を残しながら、経験と実績を積む
  • どうしても店舗型をやりたくなったら、ビジネスが安定したタイミングで段階的に広げる

という順番を、強くおすすめしています。

借金と固定費で最初から苦しくなるよりも、
身軽な状態で「勝ち易いビジネス」を始め、少しずつ大きくしていく。
その方が、家族にとっても、自分自身にとっても、長く続けやすい選択だと感じています。

ペット火葬車やペット火葬炉の導入、ペット葬儀ビジネスの開業相談については、
ペット火葬車製作工場「ケルン」までお気軽にお問い合わせください。

あなたのペット葬儀ビジネスが、無理なく・勝ち易く・長く続く形でスタートできるよう、これからも現場目線の情報を発信していきます。

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