ビジネスとしてのペット火葬車で葬儀中の「待ち時間」が最強の営業タイム

この記事では、ビジネスとしてペット火葬車を使った訪問ペット葬儀を検討している方に向けて、

  • なぜ「火葬中の約1時間30分」が、実は一番大事な営業タイムになるのか
  • 売り込みをしなくても、紹介とリピーターが増えていく接客の考え方
  • 話すのが得意でなくても、ペット葬儀ビジネスで信頼を積み上げていくコツ

を、現場目線でお伝えします。

ペット火葬車ビジネスにおける「隠れたゴールデンタイム」とは?

訪問ペット火葬の現場では、小型犬・猫であればおよそ1時間30分、中型犬・大型犬ならそれ以上の時間をかけて、火葬を丁寧に進めていきます。

この間、ご家族は大きく分けて2パターンです。

  • 自宅の中で静かに待たれる方
  • ペット火葬車のそばで、最後まで見守るようにして待たれる方

多くの人は、この「火葬中1時間30分」を、ただの作業時間だと捉えがちです。
しかし、ビジネスとして見ると、ここが**次のご依頼や紹介につながる「ゴールデンタイム」**になります。

ポイントはひとつ。
この時間を「営業トークの時間」だと勘違いしないことです。

Youtube動画⇒https://youtu.be/dE_Ld0QB17c


「売り込む」のではなく「聞く」──それが最強の営業になる

ここで言う“営業タイム”は、
チラシを押し付けたり、契約を迫ったりする時間ではありません。

むしろ真逆で、
**「目の前の飼い主さんの話を、きちんと聞く時間」**です。

ペット葬儀ビジネスは、テクニックよりも「人柄」や「安心感」が決め手になりやすい仕事です。

  • 火葬中、無言で黙々と作業だけする人
  • スマホを見ながら時間をつぶしている人
  • ご家族の様子を見ながら、必要な時だけ丁寧に声をかけ、話を聞く人

この3パターンでは、半年〜1年後の売上や紹介の数に、はっきり差が出ます。

「また何かあったら、この人にお願いしたい」
「友人やご近所で困っている人がいたら紹介しよう」

そう思っていただけるかどうかは、この1時間30分の過ごし方にかかっていると言っても過言ではありません。


会話の入口は小さくていい|自然にエピソードが溢れてくる

会話のきっかけは、ほんの一言で十分です。

  • お名前
  • 年齢
  • 種類(犬種・猫種など)

こうした基本的な情報をお聞きしたうえで、

「普段はどんな性格の子でしたか?」
「どんな遊びが好きでしたか?」

といった質問をしてみると、
多くの飼い主さんは、自然とエピソードを話してくれます。

  • 「小さい頃はこんなイタズラばかりしていて…」
  • 「散歩が大好きで、毎日同じ時間になると玄関に座って待っていたんですよ」

こちらから無理に話を引き出さなくても、
きっかけさえあれば、思い出はどんどん溢れてくるものです。

ここで大切なのは、自分の話をし過ぎないこと
飼い主さんが話してくれた内容を、

「そうだったんですね」
「それは本当に可愛かったでしょうね」

と、きちんと受け止めていくことが何より重要です。


待ち時間の会話が「次のご依頼」や「紹介」につながる瞬間

火葬中の会話の中には、ビジネスのタネがたくさん隠れています。

1. 多頭飼いから生まれる“次の依頼”

実際の現場では、

「この子の他に、もう一匹犬がいるんです」

というお話は、決して珍しくありません。

多頭飼いをされているご家庭では、どうしても数年〜十数年の間に、何度かお別れのタイミングが訪れます。

ここで、

「もしまた何かあった時も、今日のようにご自宅まで伺えますので、遠慮なくお声がけください」

と一言お伝えしておき、
名刺・パンフレット・LINE公式アカウントのQRコードなどをお渡ししておくことで、次のご依頼につながる可能性がぐっと高まります。

強く売り込む必要はありません。
**「困った時は、この人に連絡すれば大丈夫」**という安心感を渡してあげるイメージです。

2. 「ご近所にも紹介しておきますね」というありがたい一言

会話の流れで、

「うちの近所も、ペットを飼っている方がすごく多いんですよ」

という話になることもよくあります。

その時は、

「そうなんですね。ペット好きな方が多い地域なんですね」

と受け止めたうえで、

「もしどなたかお困りの方がいらっしゃれば、その時は丁寧に対応させていただきます」

と、さらっと添えておく程度で十分です。

この一言がきっかけで、後日、

  • 「近所の○○さんから紹介を受けて…」

というお問い合わせにつながるケースは、実際に少なくありません。


広告費ゼロでも強い|紹介・口コミ型ビジネスのメリット

紹介や口コミで広がるペット火葬車ビジネスの強みは、広告費がかからないことだけではありません。

  • すでに“紹介元”からの信頼がある状態でお問い合わせをいただける
  • 「安いところを探している」ではなく、「丁寧にやってくれる人を紹介してもらった」という理由で選ばれる
  • その結果、極端な値引き交渉に巻き込まれにくい

つまり、単価や利益率を落とさずに、長いお付き合いができるお客様が増えていくというメリットがあります。

そして、そのスタート地点こそが、
火葬中の1時間30分の過ごし方なのです。


話が得意でなくても大丈夫|求められるのは「上手な話し手」ではない

ここまで読んで、

「自分は話すのが得意じゃないから不安だな…」

と感じた方もいるかもしれません。

ですが、ペット葬儀の現場で求められているのは、
**“上手な話し手”ではなく、“丁寧な聞き手”**です。

  • 無理に場を盛り上げようとしなくていい
  • 面白い話や雑談ネタを準備する必要もない
  • 大事なのは、目を見て相づちを打ち、相手のペースに合わせること

沈黙があっても、焦らなくて大丈夫です。
言葉が詰まった時には、静かに待ってあげることも、立派な寄り添い方のひとつです。

逆に、“いかにも営業っぽい”トークをしてしまうと、
ペット葬儀という繊細な場面では、かえって警戒されてしまうこともあります。


火葬中1時間30分の「理想的な流れ」イメージ

イメージしやすいように、
火葬中1時間30分のざっくりとした流れを整理しておきます。

① 最初の10〜15分:不安をしっかり取り除く説明タイム

  • 火葬の工程
  • 時間の目安
  • 騒音や煙について
  • ご返骨までの流れ

これらを、落ち着いて丁寧に説明します。

ここでご家族の不安が和らぐと、
その後の待ち時間の空気が一気に穏やかになります。

「お家の中でお待ちいただいても構いませんし、こちらで一緒に見守っていただくことも可能です」

と、どちらでも大丈夫であることをお伝えすると、
「そばにいたいけれど、迷惑にならないかな…」と迷っている方も、安心して近くで待ってくださいます。

② 中盤:思い出話と“空気を読む”コミュニケーション

その後は、ペットの思い出話を中心に、
ご家族の様子を見ながら、無理のない範囲で会話をしていきます。

  • 表情が柔らかく、話したい雰囲気なら、少しずつ質問を重ねる
  • 逆に、涙が止まらず言葉が出てこない様子であれば、無理に話しかけすぎない

「いまは話すより、そっとしておいたほうがいいのかどうか」
この空気を読む力も、ビジネスとして大切なスキルです。

③ 最後の10〜15分:お骨上げと「いつでも相談してください」の一言

火葬が終わったら、お骨上げをしていただき、骨壺へ納めます。

最後に、

「今後、ペットの供養のことで気になることや不安なことがあれば、いつでも遠慮なくご相談ください」

とお伝えします。

この「いつでも相談していい」という感覚は、
ご家族にとって大きな安心材料になり、
長期的な関係性づくりの土台にもなります。


話しかけないほうがいいケースもある|所作もすべて“営業”になる

もちろん、すべてのご家族が、
積極的に会話を望んでいるわけではありません。

  • 「今日はあまり話したくない」
  • 「家族だけで静かに見送りたい」

という空気を感じた場合には、
無理に距離を詰めず、自宅でお待ちになりたいという希望があれば、それを最優先します。

その上で、現場では、

  • 黙々と、手を抜かずに火葬を進める姿勢
  • 道具の扱い方
  • 身だしなみや立ち居振る舞い

これらすべてが、言葉以上に**信頼につながる“メッセージ”**になります。

「御社にお願いしてよかった」
「また何かあったら必ずお願いします」
「友人にも紹介しておきますね」

こうした言葉をいただけるようになると、
売上という数字以上に、自分の人柄を評価してもらえた実感が生まれます。
これが、ペット葬儀ビジネスを長く続けていくうえでの、大きな原動力になります。


まとめ:1時間30分を「次のお客様を呼ぶ時間」に変えよう

ペット火葬車を使った訪問ペット葬儀は、
豪華な施設や派手な広告がなくても、十分に成り立つビジネスです。

最後にものを言うのは、やはり**「人柄」と「信頼関係」**です。

  • 火葬中の1時間30分を、ただの作業時間として流してしまうのか
  • 目の前のご家族とのご縁を深める時間として、大切に使うのか

この差が、広告費ゼロで安定して依頼が入り続けるかどうかを分けていきます。

「話を聞いてあげること」が仕事になるなら、自分にもできるかもしれない。

もし今、そう感じたのであれば、
あなたはペット葬儀ビジネスに向いている可能性が高いです。


よくある質問(FAQ)

Q. 火葬中にどこまで話しかけていいのか不安です。
A. 無理に話題を作る必要はありません。基本情報や性格などをお聞きし、そこから自然に出てくる思い出話を「聞く」スタンスで十分です。表情や空気を見て、「いまはそっとしておいたほうがいい」と感じたら、静かに見守ることも大切です。

Q. 営業トークをしたほうがいい場面はありますか?
A. ペット葬儀の現場では、いわゆる“営業トーク”は逆効果になることが多いです。名刺やパンフレット、LINE公式などは「もし何かあった時は、遠慮なくご連絡ください」とお渡しする程度で十分です。

Q. 話し下手でもペット葬儀ビジネスでやっていけますか?
A. はい、十分可能です。求められているのは、上手に話すスキルよりも、丁寧に話を聞き、寄り添う姿勢です。大きな声で明るく振る舞うよりも、落ち着いて誠実に対応できる人のほうが、むしろ信頼を得やすい場面も多いです。

Q. ペット火葬車ビジネスの集客は、紹介だけでも成り立ちますか?
A. 地域や件数の目標にもよりますが、きちんとした仕事を積み重ねれば、紹介とリピートだけで安定した依頼が入るケースも多くあります。最初はWebやチラシなども併用しつつ、長期的には紹介比率が増えていくイメージです。


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